「患者様ご家族様の笑顔と安心が私たちの願いです」
「認知症」、この病気は決して珍しい病気ではなく、誰もがなる可能性があります。介護が必要な65歳以上の認知症患者数は年々増加し、現在では500万人を超えています。2025年には高齢者の5人に1人がこの病気になると見込まれています。認知症は高齢者だけの病気ではありません。65歳未満で認知症を発症する場合もあり、「若年性認知症」と呼ばれています。若年性認知症はアルツハイマー病が多く、とくに40代、50代の働き盛りで起こると老年性の認知症よりも早く進行し、症状も重くなる傾向があります。仕事や子供、お金の問題など、高齢者の認知症とは違う現役世代ならではの悩みを抱えるため、手厚いサポートが必要になります。
トワーム小江戸病院は、認知症を診る病院として2008年6月に開設されました。認知症を患った方はご自分で病状を伝えることが難しく、たとえ風邪であっても気がつくと手遅れになり肺炎を起こしてしまい重篤化することもあります。当院は精神科(高齢者認知症病院)ですが画像診断装置(64列CT、3.0テスラMRI等)を導入し認知症の方の合併症を精神科医師、内科医師が協力して診断、治療を行っています。また、リハビリテーションにも力を入れ、集団リハビリ、個別リハビリなど、その人に合った治療方法を医師を中心に各部門が協力し計画を立て実施しています。
入院治療は勿論、在宅で介護を受けている患者様には「重度認知症デイケア」への通院治療も行っております。
患者様やそのご家族の立場からの視点で、より質の高い医療・介護が提供できるよう、また、地域の皆様の健康・医療・福祉に貢献できるよう、信頼される病院づくりのためスタッフ一同研鑽を重ねていきたいと思います。
医療法人社団 松弘会
トワーム小江戸病院
院長 鈴木 貴勝